【旧作】モンゴル、雄大なる大地

中国・北京で1泊して、翌朝のフライトでモンゴル・ウランバートルへ。自称・首都評論家を気取っているチームシマの夫のほう、かずとしとしては首都から首都への移動となり、否が応でも期待が高まります!

2時間あまり経ち、いよいよウランバートルの空港が近づいてきました!

ん!?

東京や北京の都会っぷりを前日、上空から確認したばかりの身には、びっくりするほどのどかです。

ウランバートルのチンギス・ハーン国際空港に到着すると、チームシマを待っていたのはツェベクマ・キャンプのイミナさんとバタルさん夫妻。友人を通じて唯一、日本から宿泊、空港へのお迎え、2日間のツアーをお願いしていました。モンゴルの遊牧民が使っている移動式住居、ゲルに泊まるプランです。

キャンプの名称はイミナさんの母親、ツェベクマさんから取られています。ツェベクマさんは司馬遼太郎さんの「草原の記」の主人公で、1924年に生まれ、時代の波に流されてロシア、満州、中国・内モンゴル、モンゴルと移りながら、一人娘のイミナさんとともに激動の時代を生き抜き、14年前にお亡くなりになりました。

と、まじめな内容が続きつつ、僕はといえば、実はそんな予備知識などほとんどなく、ひとまず、草原の記とツェベクマさんの著書「星の草原に帰らん」を持ってモンゴルにやってきました。

そんなチームシマでも、イミナさん夫妻は実に温かく迎え入れてくれて、ウランバートルからキャンプのあるテレルジまであちこち食材を買い物しながら移動。果てしなく広がる草原、遠くに見渡せる山麓、標高1500メートル前後の高地にあって、強い日差しと手に届く位置に見渡せそうな雲。晴れていたら、星空がきれいだろうなあー!!

キャンプに着くころには、すっかり雄大な自然のとりこになっていました。