なかなか筆が進まない。どうしてかは、はっきりしている。ウクライナは僕にとって、旅の中でも1、2を争うほど相性の悪い国だった。細かいことから大ごとになりそうなことまで、何かとトラブルが発生し、大事に至らずに通過できたのが不...
ベラルーシはルカシェンコ大統領が25年間も君臨し、「ヨーロッパ最後の独裁国家」といわれて恐ろしいイメージが付きまとう。観光情報が充実しておらず、ネットでは「日本人の99%が行かずに一生を終える国」といった紹介を目にする。...
リトアニア滞在も半分が過ぎ、杉原千畝の「命のビザ」の舞台、カウナスまで1泊2日のバス旅に出かけた。ヴィリニュスものんびりできそうな街だったが、カウナスはそれに輪をかけてゆったりとした時間が流れていた。その割には適度に観光...
リトアニアは日本人にとって、なじみ深い人が多いのではないかと思う。第二次世界大戦時、在カウナス日本領事館の杉原千畝がユダヤ人を助けた「命のビザ」の話がよく知られていて、チームシマの2人も出国前、杉原をテーマにしたテレビド...
ラトビアの首都リガは、世界旅行に出る前からなじみのある街だった。僕がかつて住んでいた神戸市はリガと姉妹都市提携を結んでいて、市の庁舎で展示されている写真を目にする機会が何度もあった。そこでは他にも姉妹・友好・親善協力都市...
エストニアの首都タリンは、フィンランド湾を挟んでヘルシンキの向かいにある。アフリカのコンゴ川を挟んですぐに対面するブラザビルとキンキャサほど首都間の距離は近くないものの、フェリーでも2時間ほどで着き、日帰りも可能だ。だが...
日本でおしゃれといえば、思い出すのは広島にある地下街「紙屋町シャレオ」。僕が広島県内に住んでいるときにオープンしたという事情もあるが、「オシャレ」をそのままひっくり返した「シャレオ」という安直なネーミングに当時、絶望的な...
フィンランドやスウェーデン、デンマーク、ノルウェーも含めた北欧の4か国に対して個人的に抱いているイメージは、物価が高い、街や暮らしが洗練されている、福祉が厚い、英語が通じやすい、デザイン性が高い、といったところ。チームシ...
モスクワにいる間にロシア滞在も2週間を超え、国外に去る日も近づいてきた。日本人がロシアに滞在する場合、2018年7月現在ではビザが必要で、それは1年後も変わっていない。しかし、サッカーロシアW杯の開催期間と前後10日間は...
世界で一番面積の広い国、ロシアは首都・モスクワも巨大さを感じさせる都市で、ロシア鉄道のターミナル駅ひとつを取ってみても、方面別に9駅もある。街の区画や建物の大きさもかなりのもので、モスクワの街並みはロシアの国土の規模をそ...